総福寺鎮守天満宮本殿そうふくじちんじゅてんまんぐうほんでん
久ノ木にある総福寺の境内社。本堂は天正4(1576)年に建立。
旅引付に記される天神信仰が現在の天満宮でも信仰されている。
「日根野村荒野開発絵図」の禅林寺に比定されています。天満宮本殿は境内の南側にあり、慈眼院所蔵「堂社棟札控帳」の中に天正4(1576)年の棟札の写しが記されており、建立もその頃と考えられています。建物は一間社春日造、檜皮葺きで梁間寸法が2尺(60cm)あまりの小さな社殿です。昭和60(1985)年に解体修理を実施していますが、その時の柱痕跡から正面は縁から下をすべて板壁とした「見世棚造形式」であることが判明しています。