日本遺産 日根荘 Japan Heritage Hinenosho

facebook日根荘の情報をFacebook
からもお届けします

構成文化財の魅力

七宝瀧寺銅鉢しっぽうりゅうじどうばち

弘安2年(1279)の銘が彫られる鋳銅製、蓋付の鉢である 。法華会の仏具と思われる。

高さ17.7cmの鋳銅製ちゅうどうせいで、蓋付きの鉢です。鉢の側面に小さく「東大寺 法花三昧院阿賀器鉢 弘安二年己卯三月」と銘があり、治安ちあん元(1021)年に建てられた「三昧堂さんまいどう」の法華会ほっけえのために弘安こうあん2(1279)年に製作された仏具であったと思われます。阿賀あか閼伽あか)鉢は仏前に供える容器で、もともと天平てんぴょう17(745)年、良弁ろうべんが法華会で仏前に供える水を入れた容器を起源とされています。小型の銅鉢としては、類例はほとんど見られないものです。

《修験道資料館へのアクセス》 南海泉佐野駅またはJR日根野駅より、南海ウイングバス723「一土庄橋(いちのどしょうばし)」バス停下車、徒歩36分
※修験道資料館の観覧には事前連絡が必要です。

構成文化財の魅力に戻る

pagetop

Izumisano City All rights reserved 2020